一般財団法人 京都国際文化協会(Kyoto Intemational Cultural Association)
ホーム 協会のご案内 基礎から学ぶ日本語教育講座 KICAセミナー にほんごきょうしつ エッセーコンテスト 国際茶会 イベントカレンダー

KICAのプログラム
Facebook
〒606-8536
京都市左京区粟田口鳥居町2-1
京都市国際交流会館3F
TEL.075-751-8958/FAX.075-751-9006
 kica@kicainc.jp
URL:http://kicainc.jp/
休館日:月曜日
ご入会のお願い
アクセスマップ


エッセーコンテスト

≪私の見た日本と世界≫
京都国際文化協会では海外から日本を訪れる人々と日本の市民との交流活動の一環として、エッセーコンテストを行っています。このコンテストでは、《私の見た日本と世界》を中心テーマとし、日本の生活・文化・社会・政治・経済などの一面について、見聞や経験にもとづいて考察したエッセーを募集します。
いずれの場合にも、客観的議論に加えて筆者の体験が語られ、筆者の母国やその文化との対比に独自の考察が生きている作品を期待しています。応募は未発表作品に限ります。

最優秀賞 「日本の若者たちへ」 グェン・ ティ・ トゥイ(ベトナム)
優秀賞 「言葉で築かれた壁を乗り越える」 パトリック・スルサー(アメリカ)
  「笑顔で戦争の話を。そして平和の話に」 ゲームデン・アニカ(ドイツ)
  「待ちの美学、本の森へ」 イ・ミナ(韓国)
  「郷に入れば郷に従え」 アリ(インドネシア)



質問に答える発表者

左から、グェン・ ティ・ トゥイさん、アリさん、イ・ミナさん、デームゲン・アニカさん、パトリック・スルサーさん


最優秀賞

「日本の若者たちへ」グェン・ ティ・ トゥイ(ベトナム)

憧れの日本。どこもきれいな先進国。わくわくした。大学に入り日本人の友達もたくさんできた。しかし、日本人の若者と話しているうちに、ベトナムの若者との違いが見えてきた。恋をしたことがない、恋人がいない若者が多いのだ。梅田の繁華街でも、カップルをあまり目にしない。ベトナムでは、若者が恋愛をしないことなどあり得ない。夜になれば、きれいな服を着て賑やかな場所にでかけ、恋人を探す。日本にはベトナムにある若さや活気がない。
この素晴らしい日本がこれからも繁栄し続けるには、若者の情熱が必要である。日本の若者に言いたい。勉強や仕事だけでなく、恋にも勤勉に向き合ってみてはどうですか。

 
優秀賞

1.「言葉で築かれた壁を乗り越える」パトリック・スルサー(アメリカ)

谷崎潤一郎の『痴人の愛』を英訳で読んだのがきっかけで、日本語で日本の小説を読みたくて猛勉強したが、日本文化の観察者から日本社会の参加者にはなかなかなれない。アメリカ人のリービ英雄の『星条旗の聞こえない部屋』を読み、言語の壁を乗り越えた作家に魅せられた。
日本人と話していて、日本語が聞き取れない時、すぐ英語に切り替えられると、言葉の壁に躓いたような失敗感を感じる。私の日本語に、英語で返事されると歯痒い。言語の壁を乗り越えるのは生易しいことではないが、日本社会の参加者になりたいので、日本語に挑戦し続ける。

 

2.「笑顔で戦争の話を。そして平和の話に。」デームゲン・アニカ(ドイツ)

今治へ向かうフェリーの上で、「どこからですか?」と話しかけられた。またいつもの国際交流の始まりだと思っていたら、「戦争についてどう思いますか」と尋ねられた。彼は、日本経済回復のために、戦争になればいいと言う。仕事で苦労しているのかもしれない。しかし、戦争になれば、相手を知らないまま殺し合うことになる。このように戦争について和やかに話し合えるのは、平和の証だと言うと、彼は、「日本は幸せなのかな」と言い、また穏やかな会話に戻った。

 

3.「待ちの美学、本の森へ」イ・ミナ (韓国)

韓国では編集者をしていた。日本原作の作品を出版するとき、日本人は、時間を度外視して韓国語版を検討したので、いつも焦った。日本に来て、効率を考えずお客さんを大事にする日本人の接客態度に驚いた。日本の本屋は、様々なアイデアでお客さんを楽しませる工夫をしている。急ぎながら前だけを見ているのではなく、小さなことにも目を向ける日本人の余裕を感じる。
 

4.「郷に入れば郷に従え」 アリ(インドネシア)

日本の小学校に通学する長男は、宿題はするがそれ以上の勉強はしない。それが心配でならない。日本の小学校は学力でなく、社会の一員として「生きる力」を育成するところのようだ。個人ではなく集団を大事にしている。一体感が大事にされ、他人がどう見るかが行動の基準になっている。インドネシアでは小学校から進級試験があり、落ちると進級できない。学校は知識を習得するための場所。クラスメートは競争相手だ。個人が大事にされ、他人の目でなく神の目が行動の基準である。どちらがいいとは言えない。郷に入っては郷に従えだと思うことにした。 



  過去の入賞作品 日本語

主 催: 一般財団法人 京都国際文化協会  協賛: 京都ライオンズクラブ 
後 援:

京都府・京都市・(公財)京都市国際交流協会・(独)国際交流基金京都支部

(公社)京都青年会議所・(一財)池坊華道会・NHK京都放送局

京都新聞・朝日新聞京都総局・讀売新聞京都総局

(株)松栄堂・(株)スリーエーネットワーク



最初のページへ戻る このページの最初へ

Copyright(C)2008. Kyoto International Cultural Association, Inc. All Rights Reserved. 本サイト内の記事・写真・イラスト等の無断掲載・転用を禁じます 。